TVタックルとかいう没落番組

筆者が観ている訳ではないのだが、まあ内容が酷い。

CMがメインで番組はオマケ…それが昨今のテレビ。

よく討論番組を批判する際「井戸端会議」などと揶揄されることが多いが、この番組は内容としてはそれ以下で、まさに「飲み屋の雑談」である。

しかし飲み屋の雑談でももっと得られるケースがある=飲み屋の雑談にさえ失礼かもしれない…とも思った。それほどに中身が薄い。

知識のないコメンテーターが偏った意見をあーでもないこーでもないとさんざん散らかして、ラスト散々CMを流した後で、ビートたけし氏がそれっぽいことをちょこっと喋っておしまい。
それが昨今、この番組のパターンとなっている。

過去のTVタックルは切り口も大変良く、扱っている内容も素晴らしかった。
おおよそ推察できるのではと思うが、第二次安倍内閣が発足する前までの、と付け加えておく。

初期のTVタックルといえば…ほぼネタだったというか。
その後現場の人を呼ぶようになって、内容は一時期学びのあるものとなっていた。

今では、円安の煽りで海外から押し寄せる外国人観光客をさも良いことのように取り上げたり、国内の問題点や危機についての警鐘はほとんど取り上げず、政権与党の政策を礼賛するものばかり。呼んでいるゲストも推して知るべしで、唯一の良心が大竹まこと氏…ガス抜き要因として、かもしれない。

MCのツッコミは悪くないのだが、そもそもの扱う内容がイマイチすぎる。
日曜の昼間に流す番組としては大変に残念な、国民にとってはほぼどうでもいい話題をさらに希釈したような内容がほとんどである。

そして解散総選挙が近いのか何なのか、若いコメンテーターを使った野党ディスりがはじまっている。
まあそれだけ政権与党も危機感を募らせているのだろう(裏金放置なのだから当たり前)。

日本の舵取り役だそうですww 単に既存政党の党首を決めるだけ。

山崎怜奈、石丸伸二氏にチクリ「私そんなにやったかな…相手方が追加でいろいろ言って」選挙特番(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

最近出てきた方のようだ。

何がすごいのか具体的に書いてないので分からない。それっぽい雰囲気が凄かったとかか?()

アイドル出身なのでファンも多い。
メディアとしてもこういう立ち位置を利用する手はないのだろう。

ファンは雰囲気で騙せるが、長い事観てる視聴者は流石に騙せない😂

この方に限らないが、テレビの情報統制の構造すら理解しないまま、自分だけの視点でモノを言うコメンテーターがあまりに増えてきていて辟易している。

実際、海外ではもっと専門的に勉強している方をゲストとして呼びコメントを求めるそうなので、これは本邦のやり方が異常と言えるのかもしれない。

で、本当に数分しか見ていないのだけど、他のコメンテーターと寸分たがわず、おそらくメディア側にとって理想的なコメントをしてくれたであろう。

ファンも喜んでいたし良かったね()
しかしほとんどの視聴者の利益にはならない内容だ。

なぜならほとんど何も理解していない中でコメントして、何か言った気になっているだけだからだ。典型的な自己陶酔型である。

テレビのコメンテーターが言うお決まりの台詞は…

「野党が何をしたいのか分からない」
「野党の政策が見えてこない」

である。

まあ確かに野党第一党などは何がしたいか分からないのは同意する。
内ゲバばかりで何がしたいのかマジで分からない。
分裂した後でまた混ざったりしてなぜ分裂したいのか分からないといった謎の行動も散見される。
政権与党である自民ととの政策の違いや境目がない(こういう政党は実際他にもある)。
正直、🏺の息がかかった連合とは袂を分かつ必要があると思う。

話が逸れたが…

野党も、何がしたいのか、どうしたらいいと思っているのかを発信している。
既存メディアにとって(野党にスポットが当たるのは)都合が悪くて取り合わないだけで。

ウェブサイトがあるし、SNSでも本人()や支持者が積極的に発信している。
国会の切り抜きなども閲覧できる。

私はYoutubeなども趣味で見ることがあるが、れいわなどの動画は切り抜きをしているユーザーも多く、結構バズっているものもあってオススメに頻繁に動画が出てくる。ただやたら長い(あれでは興味のない層にはまったく伸びないから6分くらいにまとめたのも出しておけと言いたい)。

このように、自分で情報を取りに行けばどんな政策を掲げているのかは簡単に分かるのに、それを一切しないで意味の分からない批判をするコメンテーターのほうが意味が分からない。
(逆に既存野党の政策全てを見ている上であれならば政治関連の仕事は諦めろと言うほかない)

その道で食べていきたいなら、自ら積極的に調べて、政策の要点、メリット・デメリットをまとめた上で自分なりの個性あふれる意見を出してもらいたい。

でなければ視聴者が得られるものは何もないだろう。
それは残念なことに、番組としても視聴者にとってもデメリットなのである。
(まあ、マトモなコメンテーターすぎる場合、逆に呼ばれなくなるかもしれないが)

ちなみに情報だけど、テレビは緊縮政策の継続を推進してきた財務省の影響が相当強く、積極財政派の政治家はロクに取り上げてもらえないということだけは付け加えておく。

変わらないどころか、◯されるかもね🙃